Eマウント(ソニーのミラーレス用)レンズの中ではコンパクトなサイズで、街歩きなどのスナップ撮影におすすめできるレンズが、FE28mm F2.0(SEL28 F20)。
フルサイズ用のレンズですが、もちろんAPS-C機でも使えます。
少し絞ればシャープな画が撮れる。ボケ感はそこまで強くはありませんが、開放にすれば柔らかい背景描写が得られます。
サイズやデザインなどを見ても、α6000シリーズ(APS-C機)で使うのにもしっくりくる部分があり、日常風景を写し込むにはちょうど良いレンズではないかと思います。
α7の購入と同時に手に入れ、かれこれ3年ほど使っていますが、振り返ってみると一番持ち出す回数の多かったレンズです。手持ちのα7、α7Sⅱ、α6300で撮影した作例も紹介しています。
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SEL28 F2.0(FE28mm F2.0)のレビュー
マウント | ソニーEマウント |
F値 | F2 – F22 |
最短撮影距離 | 0.29m(AF時)、0.25m(MF時) |
焦点距離 | 28mm(APS-Cサイズ 42mm) |
フィルター経 | 49mm |
大きさ | 最大径64mm × 全長60mm |
重さ | 約200g |
希望小売価格 | 65,000円+税 |
実売価格 | 4,7000円 〜 5,8000円 (2019年1月時点) |
はじめにも書いたように、個人的にこのレンズの魅力は、コンパクトなサイズ感にあります。
手持ちのEマウントレンズの中では一番コンパクトで、日頃持ち歩くレンズとして重宝しています。
F4くらいからシャープでくっきり映る
絞りの開放はF2.0。開け放せばそこそこの明るさが得られますが、開放にするとややシャープさに欠け、周辺部の光量の低下や甘さも感じられます。気になる方は気になる、といったところでしょうか。
ボケ感はこんな感じ
ボケ感はそこまで強くありません。しかし、F2.0まで開放にして前後の距離感を意識して撮影すれば、主題に注目させるくらいのボケ感は得られると思います。
開放での撮影は若干四隅の光量低下、シャープさの欠落を引き起こします。日常風景の撮影なら、それもちょっとした「味」かもしれません。
APS-Cサイズにもおすすめ
α6000などの、APS-Cサイズ機にも使いたいと思わせてくれます。28mmという画角は、APS-Cサイズのカメラで撮影すれば換算42mm。人の目線に近く、旅の記録やポートレートにも使えます。
街並みや日常の風景を切り取るレンズに
真ん中が、SEL28F20です。画質の良さやボケ感がもっと滑らかなレンズは山ほどありますが、このサイズ感と軽さのレンズはあまり無いかもしれませんね。
SEL28 F2.0(FE28mm F2.0)の作例
僕が撮影した写真で申し訳ないのですが、カメラ別に作例紹介してみます。
α7とFE28mm F2.0の組み合わせ
この組み合わせ、意外とスナップにはちょうど良いです。
α7SⅱとFE28mm F2.0の組み合わせ
α7Sⅱの特性を活かして、薄暗い環境や暗い場所での撮影を試してみました。やや広角よりなので、星空を入れた星景の撮影でも充分活用できると思います。
α6300とFE28mm F2.0の組み合わせ
APS-Cサイズのカメラで使えば、フルサイズに換算すると約42mmです。普段見ている目線に近い画角を捉えることができます。
あまり参考になるような写真ではないかもしれません😅
別売りの「ワイドコンバーターレンズ」が取り付けできる
ソニーらしいユニークなオプションですが、SEL28 F20 は、別売りの「ウルトラワイドコンバーター」または「フィッシュアイコンバーター」を取り付けることができます。
この2つのコンバーターを取り付けることで、超広角レンズ。または魚眼レンズとして使うことができるようになります。
ウルトラワイドコンバーター
SEL28 F20 専用に設計されたコンバーター。レンズに取り付けることで、21mmという超広角なレンズとして使用することができます。
フィッシュアイコンバーター
同じく、SEL28 F20 専用に設計されたコンバーター。取り付けることで、16mmの超広角な撮影が可能。魚眼レンズならではの、面白みのある撮影が可能となります。
手軽でコスパが高い SEL28 F20
サイズが小さく、携帯性に優れ、シャープで広めの画が楽しめる SEL28 F20。広めでシャープに撮れるこのレンズ、日常のスナップには最適だと思います。
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