焚き火台と囲炉裏テーブル

焚き火台のテーブルはどう選ぶ?実用的なテーブルの特徴や選び方

焚き火台を使い始めた当初、テーブルに特にこだわりはありませんでした。最初に使っていたのは木製の天板で、一般的なテーブルの高さ。よくあるアウトドア用のテーブルを使用していました。
しかし、焚き火で使っていると汚れや使い勝手が気になってきます。

焚き火をするなら、汚れが気にならない熱に強くて低いテーブルが使いやすいということに気が付きます。

焚き火台のテーブルはどう選ぶ?

キャンプで焚き火台用のテーブルを使う

焚き火台に合わせるために僕が購入したテーブルですが、焚き火台に合わせて高さが低く、やや小さめのもの。熱くなった鍋やケトル、火ばさみなどを気にせず置けるものを選びました。

焚き火調理をしていると、熱くなったダッチオーブンやケトル、火ばさみなどを頻繁に動かします。地面に置くこともできるのですが、そうすると汚れが気になったり、夜間のキャンプでは踏んでしまうこともあります。

ちょっとした置き場所を作るためにも、焚き火台の側に小さめでもテーブルがあると便利。もちろん、焚き火をしながら食器を置いて飲食もできます。
個人的な感想となますが、焚き火台と一緒に使うテーブルは、以下のような基準で選ぶと良さそうです。

熱に強い素材

テーブルに炎がかかっている

耐熱性がある、鉄やステンレスの素材はおすすめです。そういう素材なら、テーブルの上に焚き火台を置くこともできます。

熱に強い素材が良いと思うもう一つの理由は、焚き火台の横に置いた時に火の粉が飛んできてしまうからです。強い風が吹くと、テーブルに向かって大量の火の粉や火のついた木屑などが飛んでくることがあります。
熱に強い素材のテーブルなら、焚き火台のすぐ近くに置いても、火の粉が飛んできても気にせずに使えます。

高さの低いテーブル

焚き火台 ローテーブル

ほとんどの焚き火台は、高さが30cm〜50cmと、地面から低く作られています。レジャー用のテーブルの場合、一般的なテーブルと同じか、少し低いくらいの高さ(70cmくらい)のものが多いと思います。
これだと、焚き火台と横に並べた時に不釣り合いですし、焚き火台で焼いた食べ物を移動させるのが大変です。

キャンプで焚き火台を使うことが当たり前になった今では、焚き火台の高さに合わせたローテーブルがたくさん発売されています。
焚き火用のローチェアと合わせれば、なんども立ち上がったりする必要がなく、実用的です。

小さめのテーブル

僕の場合、初めて購入したテーブルが、3〜4人で食事をするための、大きめのサイズのものでした。しかし、これが焚き火台で調理をする時にはほとんど使いません。
焚き火で料理をする時には、焚き火台の前からあまり動きません。そこで食べながら火力を調整したりします。

最近になって思ったのは、焚き火台を囲んで食事をするのなら、大きめのテーブルはあまり実用的ではないように思います。小さめのテーブルがいくつかあったほうが、実用的かもしれません。

薪をカットしたり焚きつけをしているときは、薪を置いたり刃物を置くためにテーブルを使います(となると、やはり頑丈な天板がいいですね)。
焚き火台の横にテーブルを置き、食材や火ばさみ、トングを置きます。火力が安定してきたら、焚き火台から少し離れた位置にテーブルを並べ、食器を並べる。

焚き火調理中のテーブル

テーブルとしての用途意外にも、小さめのローテーブルは、クーラーボックやウォータージャグを置いたりもできます。小さめのテーブルの方が、持ち運びやすいというメリットもあります。

汚れても掃除がしやすいテーブル

最近発売された焚き火台テーブルは、ステンレス製の物が多いようです。先に書いた通り、熱くなった調理器具を置くことができるのも便利ですが、ステンレス製は汚れが落ちやすく、掃除もしやすいです。

鉄の格子状のテーブルなら、火ばさみなどを多少乱暴に置いても、薪を載せても傷がつきにくいです。炭がついたり火の粉や灰が飛んできても、ステンレスや鉄なら掃除が手軽にできます。

おすすめの焚き火台用テーブル

個人的に使っている、焚き火台用テーブルを紹介してみます。あくまで個人的な趣味ですが、使いやすくて頑丈なもの。無骨なデザインの物を購入しました。

今後、テーブルを買い足したり試してみる機会があれば追記していきます。

ONOE マルチスタンド

ONOE マルチスタンド

今のところ一番出番が多いテーブルです。SとMサイズがあり、僕はMサイズを購入しました。他のテーブルと組み合わせて使う場合や、ソロキャンプなどで使うのなら、Sサイズでも良さそうです。

【ONOE マルチスタンドのサイズ比較】

S M
サイズ 幅45cm × 奥行40cm × 高さ27cm 幅60cm × 奥行45cm × 高さ27cm
収納時サイズ 幅45cm × 奥行41cm × 高さ5.5cm 幅60cm ×  奥行46cm × 高さ5.5cm
重さ 3.1kg 3.8kg

Mサイズですが、テーブルとしても使えますが、道具を並べて置くのにも便利です。鉄製の網状の天板は、熱くなった調理器具や焚き火道具を気兼ねなく置けます。

ONOE マルチスタンド

このテーブルの上なら、焚き火台やネイチャーストーブを乗せて火を焚くこともできます。実際にやったことはないですが、直火で調理をするための調理台としても使うことも考えて作られています。

テーブルの上でネイチャーストーブを焚く

焚き火台だけでなく、直火で焚き火を楽しみたいという方にも便利なアイテムだと思います。

ONOE マルチスタンド

onoe マルチスタンド

画像:Amazon

ONOE マルチファイアスタンド(囲炉裏テーブル)

ONOE マルチファイアスタンド

実際に使ってみたところ、一番便利だと思ったのが「囲炉裏テーブル」です。囲炉裏テーブルは、焚き火台を囲むようにして作られた、囲炉裏のような四角いテーブルです。
焚き火台を数名で囲み、調理や火加減を調整するのに適しています。

囲炉裏テーブル

僕の場合、上で紹介したONOE マルチスタンドと組み合わせて使いたかったので、同じくONOEのマルチファイアスタンドを購入しました。高さは全く同じです。

ONOE マルチスタンドとマルチファイアスタンド

天板はステンレス製なので、火のついた薪が当たったり熱くなった調理器具を置いても問題なし。テーブルの上に薪を並べたり、 火ばさみを置いても大丈夫です。
手の届く範囲に全て置いておけるので、調理をしながら食べることができる。席を立たなくて良いというのが、使っていてとても楽です。

囲炉裏テーブルに慣れてしまうと、焚き火調理では他のテーブルを使うことが面倒に感じるくらい便利なアイテムだと思います。

我が家の場合、小さな子供がいるので、囲炉裏テーブルを置くことで焚き火台にやや近づきにくくなるというのも、購入した理由の一つだったりします。

ユニフレームのファイアグリル(Mサイズ)、スノーピークの焚き火台(Lサイズ)で試してみましたが、サイズ的にはちょうどよかったです。

画像:Amazon

ユニフレーム 焚き火テーブル

ユニフレーム 焚き火テーブル

焚き火用のテーブルといえば、これを紹介しないわけにいきません。
ユニフレームの焚き火テーブルは、焚き火台と合わせて使用される、ロングセラー製品のひとつ。ステンレス製の天板とスタンドは、熱や汚れ、傷に強く、水洗いも可能。とても頑丈な作りです。

ユニフレーム焚き火テーブルと薪グリル

天板の両サイドに木製のプレートが付いており、デザインも秀逸。組み立てた時の安定感も素晴らしく、スタンドを収納すると2.5cmの薄さで、持ち運びがしやすいように作られています。
一度購入すれば、長く使える良品です。

ユニフレーム 焚き火テーブル

画像:ユニフレーム

焚き火台におすすめのテーブルは?

いくつかのテーブルを実際に試してみましたが、2人以上で焚き火と調理、食事まで楽しむのなら、「囲炉裏テーブル」は本当に便利でした。道具が多くなりがちな焚き火調理にも、スムーズに対応できます。

1人で焚き火調理を楽しむのなら、小さめの、頑丈なローテブルが1つあるだけでも間に合いそうです。

上に紹介したONOEの囲炉裏テーブルですが、4つの小さなテーブルを繋ぐようにして使います。そのため、3つのテーブルを「コ」の字に並べて使ったり、2つのテーブルをくっつけて、長方形のテーブルにすることもできます。

囲炉裏テーブルと小さめのローテーブルを1つ組み合わせれば、2〜4人での焚き火を囲んだ調理がとてもやりやすくなります。これに、クーラーボックスや調理器具、食材などを置く小さなテーブルや棚があれば、さらにスムーズ。

ONOE マルチファイアスタンド セット

今後も、いろいろな焚き火用テーブルやローテーブル組み合わせ、実際に試してみて、使いやすい組み合わせを実験してみたいと思います。

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