モンベルストアが近所にできたばかりの頃、会計を済ませようとレジに行くと「モンベルクラブ会員になりませんか?」という、少々強引な勧誘を受けたことがありました。
その時は入会を断りました。年会費が1,500円かかるということも、入会を断った理由のひとつです。
それから数年経ち、今、改めて調べてみると、モンベルクラブの会員になることで、意外なほどメリットが多いことに気がつきます。
モンベルストアであまり買い物をしない方や優待サービスを利用しない人にとっては、あまりメリットがありません。僕の場合はメリットの方が大きかったので、今回は自ら進んで入会しました。
モンベルクラブに入会するメリット・デメリットについて説明してみたいと思います。
Contents
モンベルクラブに入会するメリット
一番分かりやすいメリットとしては、モンベルストアやオンラインストアなど、モンベル直営店でポイントを貯めたり、商品購入時にポイントを使ったりできることです。
他にも、総合カタログが無料で送られてきたり、モンベルオンラインストアの送料が無料になったり。様々な優待制度や割引制度が存在します。
モンベルクラブで受けられる特典や割引制度を詳しく見ていきましょう。
買い物で5%〜9%のポイントがもらえる
もっとも分かりやすいメリットが、「モンベルクラブ・メンバーズポイント」です。モンベルストアやモンベルオンラインストア、提携している店舗でもポイントが貯められます。
以下のように、継続年数に応じてポイントの加算率が増えます。長く会員でいるほど、ポイントがたくさんもらえるというわけです。
継続年数 | 会員ランク | ポイント率 |
初年度 | 基本カード | 5%(※) |
2〜4年目 | シルバー | 6% |
5〜9年目 | ゴールド | 7% |
10〜19年目 | プラチナ | 8% |
20年〜 | ダイヤモンド | 9% |
※初年度に年会費の自動引き落としを申し込むと6%になる。
参照:モンベル 公式サイト
20年継続する方はなかなかいないと思いますが、2年目で6%、5年目に7%OFFというのは、現実的で嬉しい数字です。
ポイントを貯められる店舗
ポイントを貯められる店舗ですが、以下のような場所で買い物をすると、購入金額に応じたポイントが加算されます。
ただし、下の表にも書いた通り、提携店舗によっては、ポイント加算率の上限が3%という場合もあります。
利用可能な店舗 | ポイント加算率 |
モンベルストア | 5〜9% |
モンベルオンラインストア(ネット通販) | 5〜9% |
モンベル・フレンドマーケットでの商品購入 | 5〜9% |
モンベル直営飲食店での飲食 | 3% |
モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)イベントの参加 | 3% |
モンベル・ネイチャートラベル 旅行への参加 | 3% |
モンベル・傷害保険の加入 | 3% |
ちなみに、「モンベル直営飲食店」ですが、今のところスパイスマジック、ハーベステラスの2つのお店に限られます。
2019年1月現在、スパイスマジックは渋谷の1店舗のみ。ハーベステラスは全国で5店舗と、店舗数が少ないのが残念なところです。今後、ポイントが利用できる飲食店を増やしてもらえると嬉しいですね。
大分県に住む僕の場合、現実的には「モンベルストア」または「モンベルオンラインストア」での買い物が、唯一ポイントを貯められる場所になりそうです。
ポイントが使える店舗
貯まったポイントは、以下の場所で1ポイント=1円として使うことができます。
- モンベルストア
- モンベルオンラインストア
- モンベル・アウトドア・チャレンジ(M.O.C.)イベントの参加
- モンベル直営飲食店
- モンベルクラブ・ファンドへの寄付
- モンベルクラブ年会費
- ノベルティグッズとの交換
- 修理代金
、、と、ここまで書いていて気が付いたのですが、モンベルクラブの年会費も貯まったポイントで支払うことができるんですね。
そして、ここでも大分県に住む僕の場合、ポイントを使えるのはモンベルストアかモンベルオンラインストアに限られそうです。
ポイント制度は、モンベルクラブ会員になる上で最もメリットの大きな特典とも言えます。年会費に1,500円必要ですが、年間数万円モンベルストアで買い物をする方なら、入っておいて損はないはずです。
送料が無料になる
次に分かりやすいメリットが、モンベルオンラインストア、モンベルストアで商品を購入した際の送料が無料になるという点。
購入金額に関わらず、日本全国で送料が無料になります。モンベルオンラインストアで頻繁に買い物をする方や、大きな商品を購入する方にとっては、大きなメリットです。
会員向け総合カタログ・会報誌が送られてくる
僕にとっては大きな魅力だったのが、「総合カタログがもらえる」という特典でした。モンベルクラブ会員になった理由の3分の1くらいは、この総合カタログが欲しかったからです。
総合カタログ
総合カタログは、「ギアカタログ(道具)」と「クロージングカタログ(アパレル)」に分けれており、年2回(春・秋)に分けて送付されます。
アウトドアギアが好きな方なら理解してもらえるのではないかと思うのですが、カタログを隅から隅まで眺めている時間は至福のひとときです。
モンベルの会員向け総合カタログは、もちろんオールカラーでフォトグラファーや冒険家・探検家の写真が多用されています。これだけでも期待が高まりませんか??
早く手にしたいのですが、まだ会員に登録したばかりの僕は、カタログの到着を待っているところです。手に入り次第、内容を追記したいと思います。
会報誌
会報誌と言っても、モノクロの2〜3ページのものではありません。著名な冒険家や登山家、プロのライターが多数登場し、アウトドアや冒険、登山に関する情報が盛りだくさんだそうです。
実は、これもまだ手元に届いていないので、バックナンバーの目次を読み、モンベルストアでの説明を元に想像に頼るしかないのですが、なかなか読み応えがありそう。
会報誌というよりは山好きのための小冊子のような物でしょうか。届き次第、感想を更新しておきたいと思います。
フレンドエリア・フレンドショップでの優待
意外と見逃せないのが、モンベルクラブと提携している店舗や観光施設、宿泊施設で優待が受けられること。
僕が住む大分県だけを見ても、山小屋やキャンプ場、温泉施設。はたまた観光施設や空港などで、様々な優待が受けられます。
優待の内容は利用料の割引や、ちょっとした特典など様々なのですが、ここはしっかりチェックしておいた方が良いです。
僕の場合、いつも通っている温泉の利用料が200円割引になるのですが、これを知った時は小躍りしてしまいました。平均して月に1回は通っている温泉だったので、年間2,000円以上の割引が受けられます。
この他にも、普段利用している店舗がいくつもあったので、優待特典だけでモンベルクラブ会員になるメリットが十分にあったわけです。
みなさんの地域ではどのような優待が受けられるのか?モンベルクラブ会員になるか検討している方は、以下からチェックされてみてください。
参考 モンベルクラブ提携施設「フレンドショップ」一覧モンベル 公式サイトその他のメリット
この他、モンベルクラブ会員になることで、様々な優待特典が受けられます。ここで、ざっと一覧で紹介しておきましょう。
フェリー・レンタカー・トラベル会社などの割引
これも、旅行を頻繁にする方には大きな特典となるはずです。メジャーなフェリー会社やレンタカー会社、旅行代理店で、割引などの優待を受けられます。
旅行前に一度は確認されてみてください。
講習会・情報サービスの優待
山岳ガイドや自然体験、ネイチャースクールの割引や、山や海の天気情報サービスなど、様々な割引が受けられます(引越し会社の割引まであるのはなぜ??)。
参考 講習会・情報サービスの優待モンベル 公式サイトポイントの寄付
貯まったポイントは、1ポイント1円として環境保護団体や社会貢献活動、被災地支援などに寄付することもできます。寄付の対象となる団体を自分で選べるのは良いですね。
参考 環境保護活動への寄付モンベル 公式サイト会員バッジがもらえる
こんな可愛いバッジがもらえてしまいます。はて、どこに着けようか??
ということで、モンベル会員になるメリットを書き出しただけで、ものすごい量になってしまいました。
この中で僕が一番使うことになりそうな特典は、やはりポイント制度と、フレンドショップでの割引。よく行く施設で割引になるというだけで、年会費の元をとれてしまいます。
あとは、総合カタログが送られてくるというのも、僕にとっては大きなメリットでした。
デメリットは?
以上のように、優待特典はたくさんありますが、唯一のデメリットとなり得るのが会員費です。モンベルの会員費は年間1,500円なので、安くはありません。
ただし、会員になると同時に500円のポイントがもらえます。年会費の更新をする時にも、同じく500円のポイントがもらえます。
先に説明した通り、ポイントはモンベルストアやモンベルオンラインストアで、1ポイント1円で使えます。ということは、考え方によっては会員費は1,000円とも言えます。
単純に、会員費を上まるくらい買い物でポイントを貯めたり、優待割引などを受ける予定がある人は、会員になるメリットが大きいとも言えそうです。
これ以外にデメリットと言えるようなことは特になく、会員になると送られてくるカタログや会報誌が「迷惑」ということでもない限り、デメリットは感じないはずです。
会員になった方がお得な人、そうでない人
モンベルストアでめったに買い物をしない。優待を受けるような機会が全くないという方は、年会費が無駄になるばかりなので、入会はやめておいた方がいいのかもしれません。
ちなみに、1,500円分のポイントをもらおうとすると、5%で換算した場合、3万円分の買い物をすることになります。
僕の場合、自宅の近くにモンベルストアがあり、普段着でもアウトドアウェアを着ます。衣類やバッグ、レジャー用品など、年間2〜3万円くらいはモンベルで買い物をする可能性が高いです。
あとは、僕のように、モンベルの総合カタログが欲しいという方。アウトドアが好きでたまらないという方の場合、半分はカタログ代と会報誌のため。あと半分は、キャンプ場や山小屋などで割引を受けるために、年会費を払う人もいるかもしれません。
いずれにしても、モンベルファンなら特に理由なしで入ってしまうと思います。でも、ごく一部の店員さんによる、「少々強引な勧誘」はやめて欲しいものです。モンベルのファンなら、黙っていても進んで入会すると思うので。。
コメントを残す