豪雨の被害とキャンプ場、観光地について

昨晩（7/11）、久々にソロキャンプの動画を公開しました。コメント欄を読んでいると、今回の豪雨の被害を心配してくれている方がたくさんいることに気付きました。

僕の住む家は直接的な被害を受けることは無かったのですが、七夕の日の未明から翌朝にかけ、スマートフォンの緊急速報は鳴り止まず。親しみ深い大分川が氾濫するという異常事態に、少なからず神経が高ぶりました。

直接的な被害は無かったと書きましたが、実は昨晩公開した動画のキャンプ場「鉄山キャンプ場」を流れる川沿いでは川の水が溢れ、河岸がエグられ、地形が変形したそうです。先ほどキャンプ場の管理人さんから被害の状況を聞きました。

豪雨が発生する１日前には、法華院山荘のオーナー（広藏岳人さん）とお会いする機会がありました。管理人さんの話では法華院山荘周辺も少なからず被害を受けているようです。

ハイエースの助手席に乗り、林道を抜け、法華院山荘へと繋がる山道を走りながら、広藏さんが「自然の穏やかな姿だけじゃなく、恐ろしい姿も先に見ておいた方がいい。」と言っていたのを覚えています。
その日の午後から雨は激しさを増し、時折車を止めては山道に落ちた大きな枝を脇に払い、砂利道の排水状況を確認していた広藏さんの姿が印象的です。

これまで、竹田市や九重町で頻繁に動画を撮影してきました。おそらく、そのほとんどの場所が今回の豪雨で被害を受けています。もちろん、それ以外の地域も。

昨年の５月、由布市にある湯平温泉街を撮影してYouTubeに公開しました。車の免許を撮ったばかりの頃から湯平には頻繁に足を伸ばしました。静かな川の音を聞きながら共同浴場に浸かり、上品な石畳を歩いて写真を撮り歩く。思い入れのある風景です。

あの場所も街の中心を流れる川が氾濫し、護岸がえぐられ、いくつかの旅館が損壊したそうです。

大抵の場合、撮影に行った地で見知らぬ人に出会い、その地域についての立ち話をします。湯平温泉でも撮影をしている時に旅館の女将さんに声をかけられ、長々と立ち話をしたことを鮮明に覚えています。

川沿いで細々と営まれていた旅館の被害を思うと、本当にいたたまれない気持ちです。ニュースでも取り上げられているように、湯平温泉街でも人命が失われました。

コロナウィルスで大きな被害を受け、ようやく少しだけ時間が動き始めた今、まさかと思うような出来事です。この状況に対し、自分が今すぐにできるようなことはほとんどありません。自然の圧倒的な力に対しては、やはり無力なんだと痛感します。

それでも、被害に会った方は前向きに復興に取り組んでいます（もちろん、鉄山キャンプ場の管理人さんも）。

自分の住む地域を見廻し、その場所の魅力をYouTubeやSNS、ブログで発信していけたらと思います。動画を観て、1人でもその場所に足を運んでもらえたとしたら、それだけでも嬉しいことです。

鉄山キャンプ場ですが、河岸の被害にあったサイトは今は使えないそうですが、水害の影響を受けていないサイトは使えるそうです。大変な時期ですので、状況を見ながら、事前に連絡の上、天候と周囲の安全に気をつけてキャンプ場を訪れてみてください。

▶︎鉄山キャンプ場
https://tetsuzan-camp.com/

法華院山荘も、コロナウィルスの感染対策を取りながら予約制で営業を再開しています。山荘で過ごす時間は格別です。九重の絶景だけでなく、温泉も楽しめます。こちらも事前に予約の上、安全には充分に配慮しながら足を運んでみてください。
豪雨の影響で営業時間など変更になることもあると思います。事前にWEBサイトの情報もチェックしてみてください。

▶︎法華院山荘
http://hokkein.co.jp/

観光地にとって、少しでもお客さんが足を運び、以前のように賑わってくれたら嬉しいことに間違いありません。こんな状況ですが、天候や道路の状況、感染対策には十分気をつけつつ、時期を見て足を運んでみてください！

僕も、梅雨が明けたら法華院山荘へ向かいます。