以前から、兄夫婦が「別府ラクテンチは子供達の満足度が高い!」と言っていたので、気になっていました。
今回は、東京から帰省した姉夫婦と、6歳、4歳の甥っ子、2歳の娘を引き連れ、別府ラクテンチへ出かけてみました。
地元民なら普段はなかなか来ない別府ラクテンチ。子供たちは大満足で、最後の最後まで「まだ帰りたくない!」と不機嫌になってしまうほど。
別府ラクテンチに親子でお出かけする際におすすめのポイントや注意しておきたいこと、僕なりの感想など、まとめてみおきます。
Contents
別府ラクテンチの基本情報
「ケーブルラクテンチ」という愛称で親しまれている遊園地。ケーブルカーで山を登って入園するのが特徴です。実は 1929年創業という歴史のある遊園地で、園内にも昭和の懐かしい雰囲気を感じることができます。
幼稚園〜小学生低学年くらいの子供が満足しそうな乗り物が多く、「絶叫系」と言われるような、激しい乗り物は少なめ。動物の展示が沢山あったり、「ベビーランド」など、小さい子供でも喜びそうな場所がたくさんあります。
夏の時期は「アクアパラダイス」というウォータースライダー付きのプールも楽しめます。食事を楽しむレストランもあり、お昼ご飯にも困りません。
行き方に要注意!
まず注意したいのが、別府ラクテンチまでの道のり。ケーブルカーに乗車する入口(メインゲート)と、ケーブルカーに乗車せず入園する入口(乙原ゲート)の、2つがあります。
2つの入口がある
ケーブルカーで入園 | メインゲート (ラクテンチ下) |
ケーブルカーに乗車せず入園 | 乙原ゲート (ラクテンチ上) |
ケーブルカーは有料で、時間もなかった僕たちは「乙原ゲート(ラクテンチ上)」に向かって、大分市内から車で向かいました。「Google マップ」でルートを検索すると、なぜか、ものすごい山道を通って行くことになってしまい、「本当にこっちで合ってるの??」と、終始不安を感じました。
距離的には山道の方が近いのかもしれませんが、道が狭く離合が大変。道もガタガタで、登りもきつい。おすすめは、少し回り道に感じても、国道沿いから上がっていく道順です。こちらの方が道が広く、分かりやすいので、結局早く着くかもしれません。
ケーブルカーに乗って上がる予定の方は、ゆめタウンの前を左折し、「流川通り」を上がって行くと、ラクテンチが目に入ります。メインゲート(ラクテンチ下)まで、流れ川通りを真っ直ぐ進んでください。
駐車場
この日は日曜日で、親子連れで賑わっていましたが、駐車場には余裕がありました。メインゲートも乙原ゲートも、駐車場は余裕があると思います。
料金・値段
入園料 + 乗り物券を購入して楽しみます。一部の遊具は現金で支払います。
入園料
メインゲート(往復のケーブルカー料金込み) | 乙原ゲート | |
大人(高校生以上) | 1,300円 | 1,100円 |
小人(中学生以下~3歳以上) | 600円 | 500円 |
2歳以下 | 無料 | 無料 |
メインゲートからの入園料の方が料金が高くなっているのは、ケーブルカーの往復料金が含まれているから。
入園料は、シニア割引(65歳以上)、マタニティ割引、誕生月割引、障がい者割引などがあります。割引は半額近くまで安くなるので、利用した方がお得です(証明の提示が必要)。
我が家は第二子を妊娠中の奥さんと、65歳を過ぎた母も一緒だったので、割引が使えました。
乗り物の料金
入園料とは別に、「のりもの券」が必要です。1枚400円ですが、5枚セットになった「とくとくのりもの券(1,500円)」も販売されています。入り口以外の園内にも、のりもの券の自動販売機が設置してあります。
6歳の甥っ子は、1〜2時間も園内で遊んでいると、5枚セットの「とくとくのりもの券」では足りなくなってしまいます。
土・日・祝日のみですが、「のりものフリーパス(2,300円)」が、各入り口、総合案内で販売されています。遊びたい盛りの子供なら、結局買い足すことになるので、一日遊ぶのなら、フリーパスを購入しておいた方がお得かも。
のりもの券 | 1枚 400円 |
とくとくのりもの券 | 5枚分 1,500円 |
のりものフリーパス券 | 2,300円 (土日祝日のみ販売、入園料別) |
3歳以下の子供は、大人の同伴が必須の乗り物が多く、子供分の料金がかからない乗り物もあります。
どんな乗り物があるの?
観覧車やジェットコースター、メリーゴーランドなど、10以上の乗り物が揃っています。個人的には観覧車を楽しみにしていたのですが、子供達が乗りたい乗り物を順番に回っていたら、結局時間が来て乗れなくなってしまいました、、。
ここでは、僕が子供と一緒に乗った乗り物を、いくつか紹介してみます。
ジェットコースター
この遊園地の中では一番の「絶叫系」の乗り物。身長110cm以上から乗れます。ジェットコースターは、乗り物券が700円で、とくとくのりもの券なら2回分が必要。
6歳の甥っ子と一緒に乗ってきましたが、大人が乗ってもけっこうビビります(そして楽しめました)。
怖い乗り物が好きな子なら、一気に盛り上がるはず。
アストロファイター
2歳の娘が大喜びだったのがこれ。3歳未満は保護者同伴(大人料金のみ)です。
意外と速いスピードで動くので、本当に空を飛んでいるような気分になれます。たぶんウチの娘は「飛行機に乗ってる!」と思っていたようです。6歳の甥っ子が乗っても満足そうでした。
メリーゴーランド
2歳の娘、6歳児共に楽しんでいた、定番のメリーゴーランド。 親子で一緒に乗れるのが嬉しいです。こちらも、3歳未満は保護者同伴です。
他にもたくさんの乗り物があるのですが、全て紹介するときりがないので、写真を少々、、
幼児でも楽しめる場所がたくさん!
我が家の2歳の娘は、 年齢制限のため乗れない乗り物もいくつかあったのですが、それでも大丈夫!乗り物以外にも楽しめる場所がたくさんありました。
アヒルのレース
意外かもしれませんが、イチオシです。別府ラクテンチでは昔からの名物らしく、たくさんの人が集まっています。
その名の通り、アヒルがレースをします。これが意外と面白い!アヒルたちが、徒競走、障害物走、パン食い競争などをするのですが、子供達も完全に見入っていました。
レースを見るだけならそこまで盛り上がらないのかもしれませんが、このレースは、どのアヒルが勝つのか「賭け」をするので、とても盛り上がります。「賭け」と言っても、商品は子供向けの文具などです。それでも、十分面白いのです。
レースは20〜30分おきくらいに開催されているようです。それぞれ異なる色のリボンをつけたアヒルたちが、係員の人と共に登場します。
賭けに参加したい方は、係員の人にどの色のアヒルに賭けるか言って、100円を払い、色の付いた紙をもらいます。賭けに勝つと、紙と引き換えに景品をもらえます。
もちろん賭けに参加した方が面白いのですが、遠くから眺めているだけでも十分に楽しめます。別府ラクテンチの名物。ぜひ、足を運んで欲しいと思います!
動物展示コーナー
園内には、ペンギンやチンパンジー、フラミンゴなど、動物展示コーナーがいたるところに設置されています。
動物たちに直接触って触れ合える「ふれあい動物コーナー(有料)」もあります。
個人的に、カピバラは大人しく、眺めているだけで幸せな気持ちになれます。
ベビーランド
2歳の娘は、年齢制限で乗れない乗り物も多かったので、その分、幼児向けの「ベビーランド」で 「アンパンマン号」に乗ったり、ゲームをしたりして遊びました。
輪投げや射的などもあり、6歳の男の子も存分に楽しめていました。ここでは、ほとんどが現金での支払いになります。
食事
園内は、お弁当の持ち込みも可。あらかじめお弁当を用意しておくのも良いと思います。その際、レジャーシートを準備しておくと、人が多くて椅子に座れない時も便利かも。
お弁当を準備していなくても、園内には食事ができるレストランや軽食ができる売店などもあります。
森のカレー屋さん
僕たちが食事をしたのが、「森のカレー屋さん」という場所。隣には軽食などを販売する売店も併設されています。別府名物の温泉玉子や、蒸し焼きなどもありました。
僕は、カレーライスを注文。店内で食べることもできますが、お店の外にもテーブルが並んでいます。
ところで、このレストランとその周辺だけ、ものすごく「昭和」な匂いがしました。
売店
園内の売店でも、アメリカンドッグやフランクフルト、からあげ、フライドポテト、ジュースなど、ちょっとした食べ物が購入できます。
この日は来場者が多かったためか、売店で「焼きそば」を注文したところ売り切れになっていました。
初めて別府ラクテンチに行った感想
最後に、2歳の娘を持つ父として。そして6歳、4歳の甥っ子達と別府ラクテンチに初めて訪れた感想をちょっとだけ。
子供たちは大満足!
子供たちは大満足です。特に、4〜6歳の甥っ子たちは乗れる乗り物がたくさんあるので、楽しくて仕方がないようでした。ジェットコースターなど、ちょっと激しめの乗り物に何度も乗りたがります。
2歳の娘は一人で乗れる乗り物はちょっと少ないのですが、僕が一緒に乗ってあげて大喜びでした。
注意したいのが、妊娠中はほとんどの乗り物に乗れないということ。今回は我が家の奥さんは妊娠中のため、ほとんどの乗り物に乗れませんでした。
3歳以下の子供は同乗者が居ないとほとんどの乗り物に乗れないので、妊娠中の方はご注意を。
我が家の娘は、動きの激しい乗り物が大好き。結局、帰る時間になっても子供達は「もっと遊びたい〜!」の一点張りでした。
坂が多い!抱っこして移動は大変かも
別府ラクテンチは、そもそも急勾配の場所に建設されています。園内はそれなりの広さがあるのですが、坂道が多いです。
特に、第2子を妊娠中の僕の奥さんは、 ちょっと大変だったよう。2歳の娘は「抱っこ」をせがんでくるのですが、抱っこしての移動は腰にきたようです。年齢によっては、ベビーカーがあってもいいかもしれません。
杉乃井ホテルが近い
東京から帰省した姉夫婦、宿泊はもちろん「杉乃井ホテル」でした。別府ラクテンチから車で10分ほどで移動できる距離にあります。
遊園地で楽しんだ後は、杉乃井名物のアクアビート(温水プール)、棚湯でくつろぎ、食事をして宿泊。子供達にとっては最高の休日だと思います。
県外から家族連れで別府へ観光に来る方は、別府ラクテンチと杉乃井ホテルのセットがおすすめです。
最後に – 昭和感がたまらない!
ところで、別府ラクテンチは家族連れだけでなく、一部の方にはたまらないかもしれません。随所に溢れる、哀愁を感じる「昭和感」は、目の付けようによってはフォトジェニック。
アヒルレースや、懐かしさ満載の古典的な乗り物に、昭和な雰囲気のレストラン。「それって、楽しいの??」と思われるかもしれませんが、そこに懐かしさを感じられます。
平日の夕方あたりに園内を歩くと、昭和にタイムスリップした気分に浸れるかも。
もうすぐ創業から90年が経つ別府ラクテンチ。
戦時下で軍に取り上げられ、バブル時代には多くの子供達を笑顔にした場所。バブルの終焉と共に経営難、そして休園へ、、。
その後も経営が変わり、時代に翻弄されている別府ラクテンチ(よく今まで残っていたなと)。
大分県民として、末長く後世に残って欲しいものです。我が子や甥っ子と共に訪れ、急激に愛着が湧いた別府ラクテンチ。今後も継続して訪れようと思いました。
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