自宅でコーヒーを淹れると聞くと、全自動のコーヒーメーカーを想像する方も多いと思います。僕も、以前はコーヒーメーカーを使っていましたが、やっぱりハンドドリップが美味しくて、今は毎日ハンドドリップです。
必要な道具はそんなに多くはないですが、香りや味わいが全く違ってきます。道具を選び、自分の手で入れる楽しみもあります。
今回は、我が家で使っているハンドドリップの道具を紹介してみます。
ハンドドリップコーヒーに必要な道具
ハンドドリップに必要な道具は、主に4つあります。
- コーヒーサーバー
- ドリッパー
- ドリップケトル
- コーヒーミル
自分で豆を挽きたいという方は、4番目の「コーヒーミル」が必要ですが、すでに挽いてある豆(粉)を買う方は、ミルがなくても大丈夫です。
これらの道具とは別に、コーヒー豆とコーヒーフィルターはその都度購入します。
この他にも、あると便利なのが、コーヒーの粉の量を測る「コーヒーメジャー」です。見た目はスプーンのようです。
どれだけ良い道具を選んでも、豆が美味しくなければ美味しいコーヒーはできません。
コーヒー豆の選び方
コーヒー豆の種類は無数にあって、一体どれを選べば良いのやら。初めの頃はとても迷うと思います。
僕も、いまだに生産国による味の違いなど、よく分かっていません。それでも、豆を焙煎しているお店で話を聞いていると、楽しみながら自然と知識が頭に入ってきます。
毎日コーヒーをドリップしていると、自分の好みの豆を見分けるコツのようなものがつかめてきます。
- 焙煎したての物を選ぶ
- 苦味、酸味などのバランスを見て選ぶ
- お店で話を聞く
おすすめの選び方は、豆の焙煎をしている小さな珈琲専門店や、カフェなどのお店を見つけ、一緒に好みの豆を選んでもらうこと。コーヒーについて詳しくないことを伝えれば、味の好みを聞いてくれ、一緒に選んでくれるはずです。
豆の選び方については、様々な種類の豆を購入していくと、自分の好みが分かるようになると思います。ぜひ、たくさん試してみてください。
ここからは、先に紹介した四つの道具の選び方をご紹介していきます。
コーヒーサーバー
コーヒーサーバーは、 ドリップしたコーヒーを入れるための、耐熱ガラスでできた容器。とても頑丈に作られており、ちょっとしたことでは割れません。
はじめの頃、「コーヒーサーバーがなくても、直接カップに注げば良いのでは?」と考えていました。しかし、2人分、3人分、、となると、コーヒーサーバーがないと不便です。
コーヒーサーバーには、杯数分の目盛が付いていて、ちょうど良い分量を確認しながらドリップすることができます。
頑丈で耐熱性に優れているコーヒーサーバーなら、あとは自分の好みのデザイン、杯数で選んでも大丈夫だと思います。
ドリッパー
ドリッパーは、コーヒーフィルターと粉をセットして、コーヒーを抽出するための道具。これもピンからキリまでありますが、はじめのうちは安いもので十分です。
コーヒー器具の代表的なメーカーとして、HARIO(ハリオ)と、Kalita(カリタ)、2つの老舗メーカー(どちらも日本の会社)があります。
注意すべきは、2つのメーカーでドリッパーの形状が異なるため、セットできるコーヒーフィルターが異なるということ。
HARIO か Kalita、この2つのメーカーの、いずれかのドリッパーを買っておけば、だいたいどのスーパーやホームセンターでもフィルターが販売されています。
個人的には、この2つのメーカーのいずれかを買っておけば、間違いないと考えています。自分の好みと予算で選んで良いと思います。
ドリッパーとコーヒーサーバーがセットになった製品もあります。
ドリップケトル
ドリップケトルとは、お湯を沸かしてドリッパーにお湯を注ぐもの。見た目は「やかん」のようです。
「じゃあ、やかん でいいのでは?」と思うかもしれませんが、そうもいきません。ハンドドリップするためには、ドリップケトルが必要です。
見ての通り、ドリップケトルの先端は、注ぎ口が細くなっています。
ハンドドリップする際には、コーヒー豆を蒸らして味を良くするために、少しずつお湯を注ぎ込んだり、渦を巻くようにお湯を注ぐ必要があります。
これを、やかんのように注ぎ口が太い容器でやろうとすると、どうやってもうまくいきません。ハンドドリップには、コーヒーをドリップする専用の「ドリップケトル」を使うことをお勧めします。
ドリップケトルの選び方
個人的な感想ですが、重すぎるドリップケトルは、ドリップ中に疲れます。柄が持ちにくい物を選んでしまうと、とても使いづらいです。柄の位置と角度によって、ドリップのしやすさが全く変わります。
ドリップケトルについては、人によって合う合わないがあると思います。デザインも様々で、好みが分かれるので一概に「これが良い」とも言えません。
あとは注ぎ口。製品によって、かなりの違いがあるのですが、注ぎ口の形状や位置によって、お湯の出方が全く異なります。個人的には、最初はオーソドックスな製品を買って、しばらく使ってみることをおすすめします。
コーヒーミル
コーヒーミルは、コーヒー豆を粉に挽くための道具。この記事の始めの方にも書いた通り、コーヒーを毎回粉で買うのなら、コーヒーミルは必要ありません。
でも、ミルを持っていると楽しいです。豆をガリガリと削る音は心地良いです。もちろん、粉の粗さを自分で調整できますし、挽きたての方が香りが高いという楽しみもあります。
コーヒーミルの選び方
手動のコーヒーミルは、製品によって使い心地が全く異なります。豆を挽く肝心な「刃」の部分は、セラミッックの物をおすすめします。セラミックは長く使えますし、驚くほど良く削れます。
この製品は、コーヒー豆が上からたっぷり入ります。
たくさん豆を挽いたら、しっかり蓋を閉められるので、そのまま保存ができるので便利。
ここまで、豆の選び方。それから、ハンドドリップ初心者の方のために、必要な4つの道具について説明してみました。
道具を揃え、コーヒー豆、コーヒーフィルターを買い揃えたら、さっそくハンドドリップをやってみませんか?
コメントを残す