lumixs_24-105mmf4

パナソニック LUMIX S 24-105mm F4 レビューと作例

最近、動画制作はほとんどLUMIX S1を使っています。シネライクな雰囲気の動画を作ることが多いため、出番が多いレンズはSIGMA 50mm f1.4 Artです。しかし、単焦点50mmだけでは散策しながら風景を切り取っていく撮影には不向きです。

最近、風景撮影用に購入して気に入っているのがLUMIX S 24-105mm F4LUMIX Sレンズの中ではサイズもそれほど大きくなく、Sレンズのラインナップの中では価格も比較的抑えめです。

重量も重過ぎないのでS1の常用レンズとしての収まりも良いです。開放F値はF4ですが、S1は高感度特性が優れているのでISO感度を上げて撮影すれば夕暮れでもほとんど困ることはありません。

24-105mmという画角とシャープな描写は風景を切り取るにはちょうど良く、ここ最近は散策のメインレンズになりつつあります。実際に撮影した写真や動画などもちょっと紹介してみます。

作例(写真)

P1083701.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
59.0mm ƒ/5.6 SS1/400 ISO100

大分県の玖珠郡で撮影した写真。車で走っている最中にこの景色が目に飛びんできて、急いで車を止めて撮影しました。

P1083656.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
105mm ƒ/4 SS1/125 ISO100

小走りに歩きながら構図を幾度となく変えていく。これまで単焦点ばかりだった自分にとって、24mmから105mmに思い切って構図を変えることができるのは本当に便利です。
上の写真はテレ端(105mm)まで寄って撮影した1枚ですが、葉っぱの精細感など満足のいく描写が得られたと思っています。

P1083669.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
25mm ƒ/4.5 SS1/500 ISO160

ワイド端 24mm付近では若干の湾曲が。テレ端付近では周辺光量落ちが見られます。

P1083654.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
105mm ƒ/4 SS 1/640 ISO100

上の写真は105mmで撮影。あえて周辺光量を補正せず、そのまま書き出しています。写真の四隅が若干暗くなっているのが分かると思います。
Lightroomなどの現像ソフトで周辺光量を補正すれば、ほぼ分からない程度まで修正できます。

森の写真ばかりになってしまいましたが、くっきりと建物や物撮りを切り取りたいという時にも使えるレンズです。活用の幅は風景だけではありません。

P1083352.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
55mm ƒ/4 SS 1/400 ISO640

P1083635.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
39mm ƒ/4 SS 1/25 ISO400

ボケ感はどうなのか?という疑問も多いと思うので、下の写真を撮影してみました。

P1083364.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
105mm ƒ/4 SS 1/200 ISO100

P1083730.jpg

DC-S1 LUMIX S 24-105/F4
51mm ƒ/4 SS 1/250 ISO640

普段使っているSIGMA 50mm f1.4 Art と比較すると、当然ボケの深さや滑らかさは劣ります。ボケの形も丸く、味気のない雰囲気です。
しかしズームの自由度を考えると、F4.0でここまでボケを作り出せるのなら不満は感じません。

サイズと重さ

重量感についての感想です。これまでLUMIX S1で使ってきたレンズが、共にSIGMAのArtシリーズ。24mm F1.4(755g)、50mm F1.4(890g)と、比較的重量級のレンズでした。

それと比べてしまうせいもありますが、LUMIX S 24-105mm680gなのでそれほど重く感じません。S1とのバランスが良いというのもありそうですが。
大きさに関しても、S1のボディが大きいので、これ以上小さくてもミスマッチな気がします。

最近発売されたLUMIX S5と合わせるしたら、ちょっとレンズのサイズが大きく感じるのではないかと思います。

ズームレンズと単焦点レンズの使い分け

LUMIX S 24-105mmを購入してまだ1ヶ月ほどですが、レンズの使い分け、線引きができてきています。

SIGMA 50mm F1.4 Art はボケがとても滑らかです。きめ細かい、柔らかな質感の描写が好みで、このレンズでは人を撮ったりシネライクな空気で印象的な構図を撮る時に使います。おそらく、今後もしばらくは最も使用頻度の高いレンズとなりそうです。

対してLUMIX S 24-105mm F4は、ズームならではの自由度を得られること。ズーム全域でシャープで精細感のある描写が期待できます。
ここは単焦点50mmがカバーしきれない領域なので、しばらくはLUMIX S 24-105mm F4が居座るポジションとなりそうです。

このレンズについて気になったことや質問などあれば、下のコメント欄にどうぞ!

1 Comment

宮本竜成

初めまして!最近モリノネさんの動画に感銘を受けてモリノネさんの様な動画作りをしたいと強く影響を受けました!笑

撮影や動画作りについて全くの素人なんですが、カメラやレンズを購入しようと考えています。
そこでモリノネさんの使われている機材をよく見ているのですが、
もし一台買うならS1がおすすめでしょうか?最近、s5というものもでていますがあれとはまた違ったカメラになってきますか?

また、レンズもこれとこれはあるといいよという物も教えてほしいです!

色々と質問が多くなってしまいすみません!

返信する

コメントを残す

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です