焚き火やデイキャンプを頻繁にするようになると、着火に使うためのガスライターにもこだわりたいと思うようになります。
キャンプ道具を調べているうちに、SOTOのスライドガストーチが気になりはじめ、やはり購入してしまいました。。
焚き火やキャンプなど、アウトドア向けの製品で、無骨な見た目。この格好良さはもちろんですが、実用性にも優れている点が魅力です。
点火時は風に強く、収納時はコンパクトでポケットサイズ。ガス充填式で繰り返し使えるなど、定番品として愛されているのは、たしかな理由があります。
実際に使ってみた感想を紹介してみます。
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SOTOスライドガストーチの特徴
ここ最近、月に数回はデイキャンプをするようになったのですが、その目的のほとんどは「焚き火」です。焚き火を囲むためにキャンプに向かっているようなものです。
これまで、チャッカマンのような火口のノズルが長いライターを着火に使っていましたが、時期や場所によっては風が強く、火起こしに時間がかかってしまうこともありました。
そこで、キャンプやブッシュクラフトでは定番になりつつある「SOTO スライドガストーチ」を購入することに決めます。
実はガスバーナーの老舗メーカー
スライドガストーチについて説明する前に、SOTOってどんな会社なの??と気になっている人のために、ちょっと補足を。
SOTOは、新富士ガスバーナー株式会社のアウトドアブランドです。1978年から工業用のバーナーを作っている会社。実はガスバーナーの老舗企業なのです。
ガストーチはSOTOブランドのひとつに過ぎず、アウトドア用のバーナーやランタンなど、信頼性・デザイン性に優れたアウトドア製品をたくさん製造・販売している、国内のメーカーです。
デザイン・カラー
そんなSOTOの中でも、個人的には定番製品と言えるのがこのスライドガストーチ。無骨でかっこいいのは見ての通りですが、火口がスライドして伸ばせること。頑丈で操作しやすいロック機構を備えていることなど、見た目以上に機能的に作られています。
側面には、残りの燃料が一目見て分かるように、残量窓も設けられています。
カラー展開は、黒と黄色の混合が標準カラーのようです。2018年12月には、アーミーグリーンカラーが発売されていますが、見ての通りアウトドアユーザーやミリタリーファンにはたまらない色合いです。
写真:新富士ガスバーナー
アーミーグリーンカラーは限定モデルのようですので、いつまで販売されているかは分かりません。
僕が購入したのは、Amazon限定のモノトーンカラー。つや消しの無骨な色合いと、シンプルすぎる黒と白の配色が気に入ってしまいました。
この他、アウトドアショップでは大手の「ナチュラム」限定の白色カラーも発売されています。こちらは、通常よりも価格が若干安いようです。
写真:ナチュラム
専用レザーケースも発売されている
写真:新富士ガスバーナー
2018年12月からは、専用のレザーケースも発売されています。正直なところ、スライドガストーチを実際に購入するまで「ケースなんていらないのでは??」と思っていました。実際にスライドガストーチ を使い始めると、じわじわと欲しくなります。
その理由は、他のアウトドアグッズと同様で、ついつい粗野に扱ってしまうことがあり、傷や汚れがつきやすくなってしまうからです。もちろん、レザーケースのデザインがかっこいい!というのもあります。
SOTOオリジナルの専用レザーケースは、牛革で質感が高いのですが、レザーケースを自作する人も多いよう。数は少ないものの、SOTO以外の会社からもスライドガストーチ専用のレザーケースも販売されてます。
スライドガストーチの使い方
次に、スライドガストーチの使い方を簡単に説明しておきます。
基本的には通常のガスライターと同じように使えますが、僕の場合は初めて使おうと思った時に、ロックの外し方が分からずに戸惑ってしまいました。
ロックの外し方
着火ボタンそのものがロック機構になっており、ボタンを前後にスライドさせることでロックが操作できます。着火ボタンを外側にずらせば、ロック解除。内側にずらせばロックが掛かります。慣れれば片手で操作できます。
火力が強いので、使用しない時はロックをかけておいた方が安全そうです。
ガスの充填
スライドガストーチは、ガス充填式。ガスが無くなっても繰り返し、長く使えます。ちなみに、購入時はガスがいっぱいに充填されていました。
使用できるガスの種類
SOTOから発売されているカセットガスも使えますが、家庭用のカセットガスや、ライター用のガスも使えます。
説明書には、「気温が低い時はライター用ガスの方が有効」と書かれています。
ガスの充填方法
本体の底部分に、ガスの注入口があります。まず、ガスを注入する前に本体をロックします。そして、必ず逆さ向きでボンベを注入口に押し込み、充填します。
ガスが充填できない時
本体にガスが残っていると、充填できないことがあるようです。充填できない時は、試しに本体のガスを完全に使い切ってから再度充填してみてください。
購入当初は、めいっぱいガスが入っています。
火力調整
本体に火力調整ネジもついているのですが、試しに調整してみると、そこまで大きく火力が変わらないように思いました。
本体底部分に調整つまみがあるのですが、爪をひっかけて調整しようとしたところ、かなりやりにくかったです。小さめのマイナスドライバーなどの方が、調整しやすいです。
スライドガストーチを使ってみた感想
とにかく、強い風でも安定して炎が出るのはありがたいです。風が強くても全く火がつかないということはほぼありません。
風が強くても着火できる!
よく見てみると、炎が一直線で大きく、安定しています。試しに、わざと目一杯風を吹きかけて火を付けてみましたが、ほぼ確実に着火できます。
風が強い日にデイキャンプに出かけても、炎がつかないということはありませんでした。
ただし、長時間火をつけ続けると火口が高温になります。火口が通常のライターよりも大きい分、熱くなった時は取り扱いに注意が必要です。
所有欲をそそるデザインと質感
SOTOのスライドガストーチは、デザインと性能の両方に満足しています。特にこの無骨なデザインは、焚き火好き、アウトドア好きユーザーの所有欲を満たしてくれるはず。
僕が持っている焚き火グッズの中では、長く使うことになるであろう製品のひとつで、今後、自分で革ケースの自作に挑戦してみたいと考えているところです。
この火力と火口の長さを手に入れつつ、収納が小さくて済むというのは有難いです。以前はチャッカマンのようなものを使用していましたが、やはり縦長なのでかさ張ります。
スライドガストーチなら、火口を収納すればポケットに入れても全く邪魔になりません。
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