「薪グリル」は、ユニフレームから発売された、焚き火での調理がしやすいグリルです。アウトドアやキャンプでの使用を意識した扱いやすいデザインと頑丈なステンレス素材で、ユニフレームらしい製品だなと思います。
見た目以上に大きな薪も置けますし、2〜3人分くらいの調理スペースは確保できます。収納時はコンパクトですが、機能的でキャンプ場や自然の中にしっくり溶け込みます。
サイズは「通常サイズ」と「ラージサイズ」の2種類が販売されています。今回使ってみたのは通常サイズ。
実際に調理で使用してみた感想や使い方など、詳しくレビューしてみたいと思います。
実際に使用している動画も撮影しているので、こちらも合わせてご覧ください。
https://youtu.be/50xRtuK1MBQ
Contents
ユニフレーム 薪グリルの特徴
薪グリルは背面に「壁」があって、風の影響を受けにくい作り。熱効率も良さそうです。ファイアグリルのように多人数で炎を囲むのには適していませんが、調理には最適です。
2〜3人でグリルを前にして調理を楽しむのなら、薪グリルの方が適しているように思います。
使い方
組み立て方はとっても簡単で、慣れれば1分もかかりません。
組み立て
専用の収納袋が付属しています。同梱された4つの部品は以下の通り。
まず、一番大きなステンレスの板を取り出し、写真のような「コ」の字になるように置きます。
次に、薪を置くためのステンレス板を広げます。下部にひっかけるための棒が付いているので、引っ掛け用の穴に引っ掛けます。
ステンレス板の、前後・上下の位置を間違えると、ちゃんと引っ掛けることができません。
なかなか引っかからない時は、位置を確認してみてください。
ここまで組み立てたら、ロストルをセットします。カチッとはまるための穴があるので、位置が合うように置きましょう。
最後に、上部にゴトクを置いたら完成。
組み立て自体はとても簡単ですが、重さもあり、安定感はしっかりしています。
ゴトクの位置は、以下のように3段階に調整できます。
あとは、適度な大きさにカットした薪を、好きなように置き、火を点けるだけ。強い風の影響を受けにくく、火は起こしやすいと思います。
次に、実際に薪グリルで調理をしてみた感想を紹介します。
薪グリル 通常サイズは2〜3人の調理に最適
今回、薪グリルで調理をしたのは、いつものキャンプ仲間と2人。男2人で、けっこう量は食べる方です。結論から言えば、2〜3人で調理をするのならちょうど良い大きさと言えます。
実際に調理をしてみた感想
調理スペースとしては、「大きめの鍋」「やかん」「はんごう」の3つくらいは同時に置ける余裕があります。
高さは焚き火台と同様に、かなり低め。ローチェアなどと合わせれば、ちょうど手の届く位置でもあります。
しかし、僕たちは立って調理するほうがやりやすいので、ユニフレームの「焚き火テーブル」などに置いて調理しました。
それぞれの調理スタイルよって、テーブルや台の上に置いても良いかもしれませんね。
重さのあるダッチオーブンもOK
ステンレスの強度は当然ながらかなり強く、安定感があります。個人的に感じたのは、同社の焚き火台(ファイアグリル)よりも安定感はあり、重さのある調理鍋やダッチオーブンなど安心して置けます。
また、付属しているグリル(焼き網)部分は太さがあり、かなりの強度があることが分かります。
別売りで「焼き網」も販売されており、焼き鳥やBBQを楽しむこともできます。
火力を調整しやすい
ファイアグリル(焚き火台)と異なる特徴として、火力の調整のしやすさがあります。
焚き火台とは異なり、調理中もグリル(焼き網)を外さずに真横から薪を掴むことができ、柔軟に位置を変えられます。
風の影響を受けにくく、炎の強弱を作りやすいのです。
風が吹いても移動しやすい
調理中に風向きが悪くなり、煙を避けるために仕方なく薪グリルの位置を移動することにしたのですが、移動が簡単!
薪グリルの真横に取っ手がついているので、簡単に移動することができます。
とはいえ、焚き火中に移動させるのは危険ですので、慎重にゆっくりと動かします。
薪をストックしやすい設計
薪グリル下部には、ちょうど薪を置きやすいくらいのスペースがあります。調理をしながら薪をちょうど良い大きさに切断し、薪グリルの下部にストックしていったのですが、このスペースはちょうど良い。
調理中など物が散乱し、定位置が定まらないことがあります。この位置に薪を切って置いておくと、スペースが確保でき、見た目もしっくりきます。
反射熱があったかい
薪グリルを使用したのは、年末の最も寒さが厳しい時期。薪グリルの前に座れば、ステンレスの反射熱で暖かさを感じられます。
これも、焚き火台とは異なるメリットの一つと言えそうです。
持ち運びやすさ(サイズと重量)
最後に、サイズ感や重さについても触れておきます。ラージサイズと通常サイズ、2種類販売されている薪グリル。今回使用したのは通常サイズです。
組み立てると、横幅 47.5cm × 奥行き 30cm × 高さ 35cmと、一般的な焚き火台に近いくらいのサイズです。折り畳んで収納袋に収納すると、とてもコンパクト!厚さは数センチしかなく、収納場所を選びません。
ただし、重さは3.6kgと、そこそこの重量があります。歩いての移動や、バイクに積んで移動したいというのなら、それなりに負担があるという覚悟はしておいた方がよいです。
自然の中で、焚き火調理を楽しむ
焚き火台のように、大きな炎を多人数で囲む楽しさとは異なり、火加減を丁寧に調整し、調理を楽しむ。自然の中で薪を拾い、調理を楽しむような使い方には、焚き火台よりも薪グリルの方が合っているように思いました。
デザインても、山の中での使用がしっくりくる、ネイチャーストーブのような趣があります。
もちろん、数人で火を囲む使い方も良いのですが、個人的には1人でひっそりと焚き火調理を楽しむ。そういう使い方にもおすすめです。
https://youtu.be/50xRtuK1MBQ
いつもYoutubeを見て楽しんでます。特にシネマティックでいいですね!私もキャンプを始めようかと思ってます。そこで焚き火台で迷ってます。スノーピークの焚き火台とユニフレームの薪グリルとで、始めんて買うならどちらがお勧めでしょうか?
こんにちは、いつもYouTubeを観ていただきありがとうございます!
スノーピークの焚き火台も薪グリルも、どちらもとても良い製品です。
個人的な意見ですが、焚き火を数名で囲んだり、眺めて楽しむのなら焚き火台。焚き火で「調理」を楽しむなら薪グリルが便利です。
焚き火台でも調理はできますが、薪グリルは風の影響を受けにくく、調理に適した作りになっているように思います。
参考になれば幸いです ^^
いつも動画更新楽しみです。
この動画何回も見てしまいます。
ここのキャンプ場はどこでしょうか??
一度家族で行ってみたいなとおもいました。
コメントありがとうございます
この場所ですが、実はキャンプ場ではなくてコテージ?のような場所です。
大分県にある、「きのこの里」という場所です。雨の日でも屋根付きのBBQ場があるので、焚き火を楽しめます。
今時期は学生さんが多いので、混み具合を確認されていくことをお勧めします。
いつも動画を観ていただき、ありがとうございます